Posted on: 12月 5th, 2013 by

カードが出始めた1980年代、ゴールドカードは、社会的成功者しか持てませんでした。そのため、審査基準が厳しく、ゴールドカードを持つことはあこがれの対象だったと記憶しています。
その頃の私は学生で、開業医の子供の家庭教師をしており、念願の医科大学に合格したことで、一度も入ったことがない高級キャバレーに連れて行かれたことがあります。腰まで入るようなふかふかのソファーの隣りに素敵なホステスさんが座って、水割りを作ってくれたり、デザートに出たブドウを剥いてくれ、さらにアーンしてと、口に入れてくれました。圧巻は胸がはだけそうなドレスで、タバコをくわえると胸の谷間からライターを出して火を点けてくれたことでした。これがあなたのためのぬくもりよとそのライターを渡されて、その人肌の温かさには、天にも登る気持ちになりました。

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その開業医はいかにも場慣れしているようで、ソファの真ん中に陣取り、ホステスさん2人に挟まれ、2人の首根っこに腕をやっていました。
そして、会計はカードでなとゴールドカードを出したのです。私が見た初めてのゴールドカードで、本当に輝いていました。

まるで映画の世界にしかないような世界があることを現実に体験し、私もいつかはゴールドカードを持ちたいと強く思うようになりました。
当時の審査は、とても厳しく銀行で相談するのも恥ずかしい時代でした。ところが、はっきりとは記憶していませんが、その後、さまざまなカード会社でゴールドカードを扱うようになり、急に審査基準が緩くなりました。私もゴールドカードが持てるようになりました。

ゴールドカードで、決済すると、店員に軽く驚かれるような気がして、丁寧に対応されるのが、とてもステータスな気分になれます。妻からは、高い年会費を取られて、ポイントサービスなども大したことないのだから、止めてといわれますが、それはまったく間違っています。
それはポイントカードを持つ意義が、ステータスのためだからです。あの鮮烈な体験をしたからこそ、私は勤めている限りゴールドカードを持ち続けます。

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